平屋の住まい~自分スタイルの家~
モダンでシンプルでナチュラル、
生垣が囲む穏やかな佇まいの住まいです。
土地区画整理に伴う建替工事です。
お父さまの介護を考えた住まいの計画でしたが、計画中にご逝去され変更をして実施、竣工に至りました。
私共が師事した宮脇檀の考え方に共感しており、システム化された住まいづくりに疑問をもたれていました。
維持管理など機能的でありながら、手づくりの住まいをご希望されました。
建築の老舗材料メーカーにお勤めの方で、そこの営業の方からのご紹介です。
初めてお会いした時に、私どものブログを見ておられ、住まいのつくり方に好感を持たれたというお話をいただきました。
計画案のご依頼をいただき、ご提出時にご契約いただきました。
住まいづくりはクライアント、設計者、現場監督、職人がこだわりをもち一緒につくりあげるところに楽しさや満足があります。
楽しさがあれば最大限自分たちの力を発揮できるのだと思います。
クライアントと設計者は話し合い最良の選択をします。
職人は技術と経験を最大限に発揮してくれます。
現場監督は設計者以上に精度へのこだわりをもちます。
現場に何度も来ていただき、職人さんたちと食事をしたりし現場を盛り上げていただいた、
クライアントさんに感謝します。
外壁は白色の横張りサイデイングとレッドシダーの板張りを使用しています。
軒を深くしたファーサード壁は板張りです。
日除、雨除、木部の保護とともに、五感に気持ちの良い雰囲気です。
白いサイデイング壁がエントランスとパブリック、プライベートスペースを仕切、機能的であり外観のアクセントとしています。
製作木製レッドシダー玄関ドア、既成木製テラス窓、ハードウッド木製デッキと維持管理を考えた木部使用としています。
生垣は四季に咲く色とりどりの花、食用の実をつけるもの、良い匂いの香るものの混色としています。
下草にはダイカンドラの種を蒔きました。
緩勾配屋根はガルバリューム鋼板長尺横葺き、角樋でシャープなイメージとしています。
雪止めも目立たないものを使用しました。
平面は凸凹していますが、屋根は切り替えをせず、一つ屋根のシンプルな外観としました。
床は無垢ナラフローリング、壁・天井仕上は水性塗装のシンプルな仕上です。
製作建具、製作、造付家具の手づくりの木質、既成木製テラス窓で温かな雰囲気をつくっています。
家具、照明、ウインドートリートメントをコーデイネートし、ご購入のシアターシステムを設置しました。
奥に小上がりの和室を配置しました。
壁、天井は和紙貼です。
リビング・ダイニングと天井つながりで空間の広がりを見せるため欄間開口吊鴨居としています。
和室襖の和紙色と畳縁色を合わせています。
造付の下足入、コート入です。
コート入扉には機運があがるという8角形の鏡を埋込ました。
玄関ホール
玄関ホール
キッチン
洗面
トイレ
浴室